熊本市の水道は1909年、辛島格市長により上水道建設計画案発表を元に、様々な調査を行いました。
しかし、その計画は熊本市の水利関係などから非常に難航しましたが、
紆余曲折を経て、1922年3月、八景水谷を水源地にして立田山を配水池とした計画案の許可から、
大正12年(1923年)に無事工事着手、大正13年(1924年)に悲願の給水開始に至ったわけです。
熊本市の水道は、大正13年(1924年)の給水開始から全ての水源に地下水を使用しています。
地下水が家庭などの利用者に届くには、まず取水井戸から汲み上げられてから滅菌した後、配水池に送られ、
そこから家庭までは、高台の配水池から高低差による圧力を利用して水を届ける自然流下式と、
平地にある配水池から配水ポンプの圧力で届けるポンプ加圧式の2パターンの配水方法があります。
熊本市は、1日に平均22万立方メートルの水道水を供給しています。
そして、そのうちのおよそ25%にあたる6万立方メートルが健軍水源地から供給されています。